2008年12月01日

《文雀》

またも映画観てから時間がたちすぎて忘れてしまいそうですが、東京フィルメックスという映画祭で香港映画の《文雀》を観てきたのでした。前回の《放・逐》に続いての杜h峰(ジョニー・トー)監督作品です。出演は任達華(サイモン・ヤム)、林煕蕾(ケリー・リン)、林家棟(ラム・ガートン)、羅永昌(ロー・ウィンチョン)、張満源(ケネス・チャン)など。ネタバレしないよう気をつけながら感想書きます。

私は《放・逐》より、こっちの方が好きでした。杜h峰好きの方はまた違う意見なのかもしれないけど。なんだか観終わってほっこりした気分になるような、自然とニコニコしてしまうような、つまり後味のいい映画でした。最後まで誰も死ななかったし、死人が出るようなお話ではないんですよ(笑)途中、途中で吹き出しそうになるような可笑しい場面もいっぱいあって、楽しかったです。とにかくオヤジ達がみんなカワイイ。でも一番可愛かったのはケリー・リンを囲ってた老親分。ラストで予想外な“可愛ゆさ”を見せ付けてくれて秀逸でした。

香港のいたるところでロケしたらしいのですが、本当に全編に香港の風景があふれていて、香港好きの人にはたまらないでしょうね。サイモンの趣味が写真ということになってて、劇中でも街中でカメラを構えるシーンがあります。そしてエンドロールでは香港の街並みを写した写真が次々と出てきて、《放・逐》の時も思ったんだけど、なんかやっぱり写真集を眺めてる気分になるんですよね。あ、そうか。《放・逐》はマカオだったけど《文雀》は香港が舞台だから、そういうところも私的にはより好きだったのかもしれない。

音楽もとてもおしゃれで、音楽だけ聴いてたら、なんだかオードリー・ヘプバーンが出てきそうな気がしました(「おしゃれ泥棒」とかをイメージしちゃった)。そういえばケリー・リンの衣装もどこかクラシカルだったし、サイモンの生成りのスーツが象徴するように、ちょっと小粋でおしゃれな映画でした。

ケリー・リンだけがセリフが普通話で、それで最初からこの謎の女が香港以外のどこかから来たんだなってわかるんだけど、香港映画にはよくある設定ですよね。(単に役者が大陸や台湾の出身だから普通話でしゃべってるというわけではなく、あえて違う言葉でしゃべる意味があるのだと私は思って映画を観てます。)でも私の友人などにはセリフを聞いただけでは広東語と普通話の区別がつかない人も多いです。いつも思うんだけど、そういう人が映画を見て、どの程度理解できるのかなぁ?中国や香港の映画を観るのに、セリフが全部同じ“中国語”にしか聞こえないって、ちょっと苦しいよなーと今回も思いました。余計なお世話か。


YesAsia.com

posted by meiry at 00:30| Comment(0) | TrackBack(0) | その他映画の感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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